馬頭観音座像

馬頭観音座像

種別

　彫刻

指定年月日

　昭和42年4月4日

所在地

　福島県岩瀬郡天栄村大字湯本字高寺50

構造

　寄木造り

由緒

　三面八臂、頭上に馬頭一面を頂き忿怒の座像で、第一手を合掌し左右六本の手にそれぞれ宝輪、宝　棒、数珠、剣、斧をもち結印相をして宗教的理念を象徴に表現している。

　この観音像は鎌倉時代の作といわれ作者は定かではないが、背板に「正徳二歳辰（一、一一二）六月十二日施主、外白川領大平村与右エ門ニ而再興仕昔也、馬頭観音恵心之御作」とあるがこれは修復時に書き込まれたものと思われる。

　昭和五十五年七月三十日より同年十一月二十日までを要し復元修理を行った。