古墳
昭和55年3月28日
福島県岩瀬郡天栄村大字白子字龍ヶ塚31
この古墳は、裾部が開田によって削りとられ、変形しているが前方後円墳で、明治初年作製の字切図には墳丘のまわりに周濠(四周のほり)がみられるが、農業基盤整備工事により一部改変された。工事前の調査の結果、形態は前方部を開いた帆立貝式で、六世紀中葉の前方後円墳であることがわかった。
現在、前方部の塚上に淡島神の石祠がある。この古墳の西方約二○○メートルには、布目瓦を出土し、高床式建築遺構・住居址のある「こくぞう遺跡」や「丈部私印」を出土した遺跡があり、岩瀬郡内の重要な地域であることを示している。
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