植物
昭和57年9月1日
福島県岩瀬郡天栄村大字牧之内字竜生34
奥州児渡の荘、廣戸の郷、往古より西に秀峰権太倉を仰ぎ、連山を源にほと走る渓流あり、大徳坊より裾をひく高原の起伏、地の利を得たみちのくの馬産地として栄えた。
八幡太郎義家公の乗馬「薄墨号」や熊谷次郎直実公の乗馬「権太栗毛」もこの地の産という伝えがあり数多くの名馬を産出したという。
青龍寺の馬頭観世音は、この地方の信仰の中心として近郷近在から参拝者でいつも賑わった。
境内には樹令800年といわれる大ヒノキがあり、根本は空洞ができ腐蝕も進んでいるが、いまだ樹勢衰えず幾星霜、風雪に耐え亭々と聳えている。
神樹であり、県の緑の文化財にも指定されている。
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