5種混合ワクチン(DPT-IPV)とは、ジフテリア(D)・百日せき(P)・破傷風(T)・ポリオ(IPV)・ヒブ(Hib)を予防する予防接種です。
ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。感染は主にのどですが、鼻にも感染します。症状は、高熱、のどの痛み、犬吠様の咳、嘔吐などで、偽膜と呼ばれる膜ができて窒息死することもあります。発病2~3週間後には菌の出す毒素によって、心筋障がいや神経麻痺を起こすことがあるので注意が必要です。
百日せき菌の飛沫感染で起こります。普通のかぜのような症状で始まり、続いてせきがひどくなり、顔をまっ赤にして連続的にせき込むようになります。肺炎や脳症など重い合併症を引き起こし、乳児では命を落とすこともあります。
土の中の菌が、傷口から人の体内に入ることによって感染します。菌が体の中で増えると、菌の出す毒素のため、筋肉のけいれんを起こし、最初は口が開かなくなるなどの症状がでて、やがて全身のけいれんを起こすようになります。治療が遅れると命を落とすこともある病気です。
ポリオ(急性灰白髄炎)は小児マヒと呼ばれ、感染してもほとんどの場合は症状が出ませんが、かぜのような症状がでることもあります。まれに手足の麻痺がでることもあります。日本ではポリオウイルスの自然発生はありませんが、海外では流行している地域もありますので予防接種が必要です。
ヒブ(インフルエンザ菌b型)は、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎などの感染症の他、髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な侵襲性感染症を引き起こす、乳幼児にとって問題となる病原細菌です。
生後2か月~7歳6か月未満
※ただし、四種混合ワクチンおよびヒブワクチンを1回も接種していない方が対象となります。
対象となるかどうか、下記のフローチャートでご確認ください。
令和6年2月生まれの方へ五種混合ワクチンの予診票をお渡ししています。
令和6年1月生まれまでの方で、五種混合ワクチンの対象となる方は、指定医療機関または健康保健センター(へるすぴあ)で予診票の差し替えを行います。お手元にある四種混合ワクチンおよびヒブワクチンの予診票(各4枚)をお持ちください。
接種回数 | 接種スケジュール | |
1期初回3回 | 1回目 | 生後2か月以降に接種 (標準的には、生後2か月~7か月までに接種) |
2回目 | 1回目から3週間以上(中20日以上)あけて接種 (標準的には、20~56日までの間隔をあけて接種) |
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3回目 | 2回目から3週間以上(中20日以上)あけて接種 (標準的には、20~56日までの間隔をあけて接種) |
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1期追加1回 | 1期初回3回目から6か月以上あけて接種 (標準的には、1期初回3回目から6か月~18か月の間隔をあけて接種) |
村指定医療機関
無料
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