建造
昭和57年9月1日
福島県岩瀬郡天栄村湯本字高寺56-1
湯本温泉縁起によれば、人皇五十二代嵯峨天皇は弘仁九年(八一八年)重病に患われ、あらゆる薬石の効なく山城国(京都)の八幡神社にお祈りしたところ神託があり「陸奥石背国(岩瀬郡)の双岐岳(二岐)のふもとに鶴沼という清流あり、その南方に熱湯が湧き出ている その湯垢を取って入浴すれば全治すべし」と。
このため帝は侍従の右京進、若狭助、丹波らの三兄弟に命じその湯垢を取らせ京に持ち帰り入浴をかさねた。
帝はご神示のとおり全快なされ大いに喜び神恩に感謝し山城国八幡神社を湯本に遷し菊のご紋章とともに三兄弟をして八幡神社と温泉を守らせた。
御祭神は大己貴命、少彦名命、誉田別命であり、現在は温泉旅館と共同浴場に恩恵する地区民が十一月十五日の大祭を祈願している。
なお、境内には神木として子宝信仰の夫婦大杉がそびえている。
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